Choreo1 2021 優勝 「きっとfallin’」インタビュー!!!

 

2021年8月26日 川崎CITTA’にて開催された、大学生コレオグラファー日本一を決める大会、「Choreo1」。

ハイレベルな戦いの末、見事優勝を勝ち取ったコレオグラファー「きっとfallin’」のお二人に今の心境や練習秘話をインタビューしました。

 

きっとfallin’結成は押しに押しに押した結果。。。?

INTERVIEWER

ハイレベルな戦いの末、見事優勝を勝ち取った「きっとfallin’」のお二人ですが、結成秘話を教えてください。

 

みなもとたけしさん

僕は”チーム”っていうものはもともとやりたかったんです。学生期間の間にチームとして活動することで、挑戦できることの幅が広がるから。それでもともと別のチームを組んでいたんです。でも途中からダンスをもっと頑張りたいなって思った時に、やっぱり自分よりダンスがうまくてかっこよくて、ダンス歴も長い人がいいと思うようになって、相方を探し始めたんです。

 

MIUさん

もともと出会い自体でいうとイベントでちょくちょく会ったりはしていて。初めてナンバーが一緒になって、そこでちょっと関わりができて、そこから連絡を取るようになりましたね。

 

みなもとたけしさん

そうだね。そこから僕は3年生からは本格的にダンスを頑張りたいって思うようになって。定期的に2人で踊るようになったよね。

 

MIUさん

はい!そこから「練習会」みたいな感じでよく一緒に踊るようになりました。 

 

みなもとたけしさん

でもそれですぐにチームを組むわけにはいかないじゃないですか。 だからじわじわ、じわじわと距離を詰めていって。。。笑

それで最後に「一緒にコンテストに出ませんか?」って誘わせてもらって、でも1ヶ月くらい返事を待ち続けました。

 

MIUさん

そうそう。 でもチームをやりたくないとか、もとむくん(みなもとたけしさん)とやりたくないとかいうわけではなくて、もともとチームをやるってことを考えてはなかったから。

でも、もとむくんが誘ってくれた時の文章が、本当にLINEトークの画面をほとんど占めているような長文で、コンテストに出る理由とか、私と組みたいと思ってくれた理由とかを書いてくれていて、1ヶ月悩んだ末にこの人とチームやりたい!と思って一緒に組まさせていただきました。

 

 

名前の由来からわかる二人の性格!?

INTERVIEWER

なるほど。押しに押したわけですね!!

ちなみに「きっとfallin’」の名前の由来はなんですか?

 

みなもとたけしさん

とりあえず名前みただけでワクワクするようなものにしたくてすごい数の案を出しました。

「fall=落ちる」って言葉は結構悪い印象を持たれがちなんですけど、僕は結構この言葉が好きで、落ちていくって流れは何かの始まるになるって昔から知っていたので、「fall」って言葉を入れられないかなぁって持ちかけたんです。だから最初は「fallin’」だけでいくって話にもなっていたんですけど、なんかワクワクさせたいねって話していたんです。

 

MIUさん

「きっと」、「たぶん」、「きみと」とか本当たくさん出ましたよね。

でも言っててしっくりくるのが「きっと」でした。

 

みなもとたけしさん

しかも性格が「きっと」に当てはまる二人だったんです。「絶対!」とか言えないタイプで。

断言できない性格の二人なので、「きっと落とせるよね。。。?」みたいな保険をかけるような言葉が合うなって思ったんです笑

 

INTERVIEWER

そうなんですね!そんな由来があったんですね。おもしろい!

 

 

Choreo1挑戦のきっかけはフレッシュネスバーガーでの猛烈なプレゼン!?

INTERVIEWER

Choreo1に出ようと思ったきっかけは何ですか?

 

みなもとたけしさん

もともと僕はChoreo1出演のお誘いをいただいていたんです。それでちょうどチームも結成して軌道に乗ってきた時期だったので、僕がやってみたいと思っていた曲と一緒に、Choreo1に出演してみないか相方(MIUさん)に話を持ちかけたんです。それもフレッシュネスバーガーで熱弁。。。笑

 

MIUさん

いやぁ、本当にすごいです毎回。笑

なんでそんなにいろいろアイデアが思いつくんだろうって。もうプレゼンでしたね。フレッシュネスバーガーで熱烈なプレゼン。笑

 

INTERVIEWER

すごいですね。もう本当に挑戦に対してのいろいろな想いもあったんですね。

実際にそのプレゼンを聞いてどうでしたか?

 

MIUさん

でもやっぱりワクワクしました!!私が一番近くでもとむくんのアイデアとか想いを聞いていたから、その分すごくワクワクしたし、これだけ私がワクワクするってことは、出てくれる人たちや見てくれる人も絶対ワクワクするなって思いましたね。

 

 

本当にレベルの高いメンバーで構成

INTERVIEWER

出演されていたメンバーの皆さんはもともと知っている人たちだったんですか?

 

みなもとたけしさん

いやぁ実はそれもプレゼンだったんですよね。もともと「賞を取りに行きたい!」って話も伝えていて、自分よりダンスが上手な人やダンス歴が長い人に出てくれませんかって話を持ちかけていました。やっぱり相方がダンスが上手だから、ダンスが上手い人の周りに集まるダンスが上手い人たちって感じでしたね。

 

INTERVIEWER

そうなんですね。じゃあ結構ハイレベルな人たちが集まってたんですね。

きっとプレシャーとかもありましたよね?

 

みなもとたけしさん

そうなんです。だから正直リハとかみてもどんどん自信なくなっちゃっていて。

自分の振り付けを踊ってもらうのが恐縮なくらいにみんな上手いし、頑張ってくれる子が集まってくれたなって思いました。

だからこそ自分がコレオをやっていていいのかなとか思う時期もありました。でも結局そんな中でも現在進行形で完成していってるもの自体は、自信がない状態で見たとしても面白いものが作れているとは思ったんですよね。

 

しかも相方の作る振り付けが本当にオンリーワンなんです。他の人がやったことないような振り付けをボンボコボンボコ出してきて。しかもそれを大して考えてないようなテンションで出せちゃうんです。

それも自分としてはジェラシーを感じちゃうし笑 でもそうやって振り付けを出してくれたからこそ、自分がそこに少し動きをつけて作品を作っていけたので助かりました。

 

MIUさん

毎回二人の作品を作る時も私が振り付けを考えて、もとむくんが全体の流れを考えることが結構多かったですね。ナンバーを作るときの役割分担は良かったかもしれないです。

 

みなもとたけしさん

そうそう。今回2人でナンバーを作るのは初めてだったんですけどバランスは良かったんだねって、終わったあとに改めて話してました。

 

INTERVIEWER

そうですよね。今話聞いていても、なかなかないですよね!お互いがやりたいことが食い違ったりしたら、うまくもいかないだろうし、ちゃんと役割分担ができていたんですね。

 

2週間練習停止!? オンラインリハでは疑いが増えるばかり

INTERVIEWER

今回コロナ禍での練習期間だったかと思うのですが、この時期ならではの苦労した点とかはありましたか?

 

みなもとたけしさん

ありました!濃厚接触者が一人でも出たら、一旦練習はやめようって決めていたんです。それで二人とも同じ時期に濃厚接触者になっちゃった時がありました。その時はきっちり2週間練習をストップしたりもしましたね。

あとは自分だけZOOM繋げてもらって参加した時もあったのですが、やっぱり伝わらない部分が多くて、ナンバー生のみんなもハテナが増えちゃうし、疑いが増えるばかりなんですよね。

 

MIUさん

本当にみんなで集まる!ってことがなかなかできなかったですね。やっぱりみんなで集まって練習する回数も減りました。

 

みなもとたけしさん

本当に全員が集まったリハって前日だけだったんです。だから僕ももうヒーヒーでしたね。

でも最後の週に関しては、2週間きっちり練習をストップしたおかげで全員が復活できたんですよ。だから最終週は毎日補講みたいものをして補いました。

 

自分たちは、「自分たちが作ってる空間」っていう認識があるからまだいいんですけど、ナンバー生の方が辛かったと思います。「でもメンバーがみんな一緒にこの状況(コロナ禍)と戦おう!って思ってくれる子の割合が多かったからこそ、救われました。

 

INTERVIEWER

本当にこのご時世ならではの悩みや不安ですよね。想像しただけでも辛そう。。。

 

 

 

テーマは’ある一人の男の日常’

INTERVIEWER

そんな大変な時期でも素晴らしい作品を作り上げられていたかと思うのですが、今回の作品のコンセプトを教えていただけますか?

 

みなもとたけしさん

今回は「ある一人の男の日常」がテーマでした。だから自分はその「ある男」としてステージに立たせてもらっていたんですけど、最初は夜の風景だけを作ろうかと思っていたのですが、途中から時間の流れも欲しいねってなりました。そこで同じアーティストから曲を探して作っていきました。それでまた作っている途中で電話音を入れるか迷ったりもして。

 

流れとしては朝起きて仕事頑張って、夜になって仕事疲れたなぁって時に電話がなるんです。遊びに誘われていろんな女性とエンカウントしていくんですけど、遊び方も「若くチャラけている」というよりかは「綺麗にしていくタイプの男性」と思いながらやっていて。だから最後とか一人で別の方向にはけていくんです。

 

INTERVIEWER

なるほどなるほど。確かに作品をみていて、ミュージカルの主人公をみているような、何かストーリーが始まようなワクワクする印象がありました!

 

 

実は優勝できると思っていた..!?

INTERVIEWER

私も当日の涙を見ていたのですが、優勝を勝ち取った瞬間ってどんな気持ちでしたか?

 

MIUさん

いや実は私は正直いけると思っていたタイプで。。。

みんなやっぱり上手だし、前日の動画を見たときにやっぱり自分たちが好きだなって思えるダンスができていたのがまず嬉しくて、かっこいいなって改めて思っちゃいました笑 「私ラスユニ間違えちゃいました〜。。。」っていってきた子もいたんですけど、それでも自信が持てるくらいで。だからちょっと心のなかで「呼ばれるかなぁ〜〜・・・」なんて思ってました笑

 

みなもとたけしさん

ってタイプなんですよ彼女。笑
だからいつも隣にいるから本当に心強くて。

逆に僕はもう呼ばれないと思ってました。ライバルになるだろうなってコレオは、知り合いが多かった分結構自分の中ではわかっていて。リハも割と全部見れちゃっていたので、「あ〜もう呼ばれないんだな」って思っちゃってました。だから表彰の前に衣装も着替えちゃっていたんです笑

 

だから最初はびっくりしましたし、信じられなかったです。周りが湧いてから、え!優勝!って感じでした。

やっぱり感謝の気持ちを結果として形にできたことが一番だなって思って、優勝がわかったときは感謝したい人の顔が浮かんできましたね。

 

 

Choreo1のステージで優勝する前に一つ勝っていたこととは!?

MIUさん

やっぱりここまで応援してくれてる人がいるんだなっていうのが再認識できたイベントでした。

リール動画の時から応援のメッセージをいただいていたので、応援してくれた方達に結果として報告できたのが嬉しかったですね。

 

みなもとたけしさん

リール動画に関しては二人ともものすごく力を入れて拡散拡散!ってしていたわけではなかったので、(再生回数を見たときに)「なんかすごいことになってるぞ!?」って感じでした。こんなにみんな協力してくれてるんだって気づかさせてもらいました。

お世話になっている先輩にも「もう応援されているっていうのが形になった時点で、二人の挑戦が一つ形になっているんじゃないか」って言われて。結局優勝っていう結果が貰えたとしても正直名前だけだと思うんです。けど、自分たちが今回Choreo1という挑戦の中で確実に気づけたのは、”応援されている”っていう事実だと思うんです。

 

それに気づけたっていうのもそうですし、応援してもらえる人であれたってことが一つ勝ってたんだなって思いました。これからもそういう人間でいたいなって、今回のChoreo1を通して思いました。

 

INTERVIEWER

そうなんですね。本当に素晴らしい考え方をお持ちのお二人ですね。

この度は本当におめでとうございました!今後のお二人のご活躍に期待しています!

 

 

きっとfallin’の優勝作品はこちら