『JDC2021夏』
開催中止のお知らせ

 

冬に続き、夏の大会も2大会連続で中止となってしまい、
この大会を楽しみにしていた全ての皆さん、
本当に申し訳ありません。

 

今の学生の立場や環境を考えると本当に胸が苦しく、
何とか立てるステージを用意したいという想いで、
去年からコロナ対策も含め
協議を重ね準備をしてきましたが、
今回の緊急事態宣言の発令に伴い、
実現することが不可能となってしまい、
このタイミングで中止という決断を致しました。

 

本来であれば来週、蔓延防止措置が明け
リハーサルを開始出来るはずだったサークルも多く、
その予定で準備を進めてきましたが、
この宣言により大学から再び練習を
ストップさせられてしまい、
現実的に出場出来るサークルが激減、

物理的にコンテストの実現が困難となってしまいました。
学生達も何度も話し合いをしてくれ、出場に向けて何とかやれる形を模索して準備を進めてくれていましたが、
緊急事態宣言下ではどうしても学校の許可が下りず、
出場出来なくなってしまったサークルがほとんどでした。

 

僕は、大学生の1年間というものは
本当にかけがえのないものだと思っています。

絶対に取り戻す事が出来ないこの1年に、
JDCという皆んなが目指す舞台が用意出来ない事。
仲間と共にステージに立ち、
踊る喜びを分かち合う機会を作れない事を、
本当に申し訳なく思っています。

 

今のご時世では、
イベントは開催しても中止にしても赤字です。
収容人数の半分しか入れられない状況でも、
かかる会場費や制作費は変わらない。
中止にしても会場の費用や既に発注している
クリエイティブの制作費用は発生し、
今回のJDCだけでも中止にすることで
数百万規模の赤字になります。

 

それでもなおやり続けるのは、
多くの人にこのダンスの魅力を
知ってもらいたいからです。

仲間と共に1つの作品を作り上げる事で、
人としても成長し、一生物の宝物が出来る。

そんな体験を1人でも多くの人にしてもらいたいと
思うからです。
僕自身、
大学でのダンスサークルでの経験があるから今があり、
その時の仲間は今でも誇りを持って
宝物と言える存在です。

 

冬の大会も、もしかしたらまだコロナが明けず
開催出来ないかもしれません。
ただ、僕らは明日から気持ちを切り替え、
また冬の大会の実現を信じて、

全力で学生ダンサーの皆さんが目指す
誇り高きステージを用意出来るよう、
準備を進めてまいります。

また、例年と同じように
JDCが開催出来るとなったその時は、

必ず今までにない規模感で、
更にパワーアップしたJDCを開催することをお約束します。

 

冬に続き多くの人の期待を裏切ることになってしまい
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今の現状で自分達に何が出来るのだろう。
と考える毎日ですが、
僕らはダンサーがワクワクするような
イベントを作る事で、
皆さんに希望と勇気を与える事しか出来ません。
コロナ禍でもなるべく多くのイベントを開催し、
ステージに立つ喜びや、
仲間と共に歩むかけがえのない日々を通じて、
ダンスの魅力を一人でも多くの人に伝えられるよう、
出来る限りの事を行っていきます。

今後ともどうか、応援のほどよろしくお願いします。

 

 

Vintom代表 愛甲準